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国ごとの外国人人材の特徴

ベトナム社会主義共和国

ベトナム社会主義共和国
主要言語 ベトナム語
主要宗教 無宗教
価値観 ・契約社会で明確なコミュニケーション
・家族優先の価値観が強い

選ばれる理由

特定技能の前身となる技能実習制度時代から送出国としての実績が豊富で、教育体制や仕組みが充実しているため受け入れ数が多い。まじめで勤勉な人材が多く、日本文化への適応も比較的スムーズ。

価値観での注意点

信用第一の考えが強く、不当な扱いを受けたと感じた場合はすぐに退職することがある。給料に関する認識が異なり、手取り額が契約書の総支給額より少ないと誤解することがある。

インドネシア

インドネシア
主要言語 インドネシア語
主要宗教 イスラム教
価値観 ・集団主義が強く、コミュニティを大切にする
・柔軟な時間感覚(時間に対する厳格さが低い)

選ばれる理由

イスラム教徒が多いものの、日本での就労意欲が高く、特定技能制度にも積極的に参加している。介護や建設業などでの適性が高い。

価値観での注意点

イスラム教の影響で礼拝時間や食事の制限(豚肉・アルコールNG)に配慮が必要。時間に対する感覚が日本と異なり、予定通りに進まないことも。

フィリピン

フィリピン
主要言語 タガログ語(フィリピン語)、英語
主要宗教 キリスト教(カトリック)
価値観 ・家族第一の考え方が強い
・ポジティブで明るい性格が多い

選ばれる理由

英語が堪能で、日本語学習への適応力も高い。明るくポジティブな性格の人が多く、介護・宿泊業などサービス業での評価が高い。

価値観での注意点

家族第一の文化が強いため、急な帰国や長期休暇を希望することがある。また、感情を重視する傾向があり、職場での厳しい指導に対して過敏に反応することも。

中国

中国
主要言語 中国語(標準語:北京語)
主要宗教 無宗教(儒教・仏教の影響あり)
価値観 ・競争意識が強く、自己主張を大切にする
・契約に対する意識が強い

選ばれる理由

日本語を学ぶ人が多く、文化的な共通点も多い。技術職や製造業で即戦力となる人材が豊富。

価値観での注意点

競争意識が強く、労働条件や昇進に関する不満があると転職を考えることがある。また、契約内容には厳格で、曖昧な説明では納得しないことが多い。

ミャンマー

ミャンマー
主要言語 ビルマ語
主要宗教 仏教
価値観 ・温厚で穏やかな性格
・家族と宗教を重視

選ばれる理由

温厚でまじめな性格の人が多く、日本の労働環境にも適応しやすい。特に農業や介護分野での適性が高い。

価値観での注意点

政治情勢が不安定なため、帰国が困難になる可能性がある。また、宗教や家族の影響が強いため、仕事よりも家庭を優先する傾向がある。

カンボジア

カンボジア
主要言語 クメール語
主要宗教 仏教
価値観 ・協調性を重んじる
・控えめな性格

選ばれる理由

協調性があり、温厚で人当たりの良い性格の人が多い。建設業や農業など、肉体労働に適応できる人材が多い。

価値観での注意点

自己主張が少なく、問題があっても上司に相談しない傾向がある。労働環境に不満を抱えていても、突然退職するケースがあるため、定期的なコミュニケーションが必要。

タイ

タイ
主要言語 タイ語
主要宗教 仏教
価値観 ・穏やかで楽観的
・プライドが高い

選ばれる理由

器用で勤勉な人材が多く、ものづくり分野での適性が高い。また、日本に親しみを持っている人が多い。

価値観での注意点

プライドが高く、人前で叱責されることを嫌う。また、楽観的な性格のため、時間厳守や細かいルールを守る意識が低いことがある。

ネパール

ネパール
主要言語 ネパール語
主要宗教 ヒンドゥー教
価値観 ・明るく人懐っこい
・助け合いの精神が強い

選ばれる理由

陽気で協調性があり、職場の雰囲気を良くすることができる。体力があり、建設業や農業に向いている人が多い。

価値観での注意点

ヒンドゥー教の影響で食文化が異なり、特定の食材(牛肉など)を避ける必要がある。また、助け合いの精神が強く、同郷の仲間と固まる傾向がある。

スリランカ

スリランカ
主要言語 シンハラ語・タミル語
主要宗教 仏教(シンハラ族)、ヒンドゥー教(タミル族)
価値観 ・宗教的な価値観が強い
・忍耐力がある

選ばれる理由

辛抱強く、忍耐力が求められる業務に向いている。製造業や建設業での活躍が期待される。

価値観での注意点

宗教行事を重視し、特定の日には仕事を避けることがある。タミル系とシンハラ系で文化や価値観が異なるため、受け入れ時に注意が必要。